「AIが変えるギグエコノミーとフリーランスワークの未来」というタイトルを見て、
まずこんな疑問をお持ちの方が多いでしょう。
- ギグエコノミーとはどういう意味?
- ギグエコノミーとフリーランスの違いは?
- AIがフリーランスやギグエコノミーにもたらす影響は?
ギグ・エコノミーとは、ネットやスマホのアプリ等を通じて、企業に雇用されることなく、
プロジェクト単位で単発の仕事を請け負う働き方で、これらによって成り立つ経済の仕組みのことを言います。
ギグとは、ライブハウス等で演奏者が一度限りのセッションを行うことも言いますが、
こちらは聞いたことがある方もいらっしゃると思います。
AI(人工知能)技術の進化は、労働市場に革命をもたらしています。
特に、ギグエコノミー(仕事の一時的なプロジェクトや仕事を短期間で提供し受ける経済)とフリーランスワーク(会社などに団体に所属しないで自由に仕事の契約を行う)において、AIは大きな影響を与えています。
この記事では、AIがギグエコノミーとフリーランスワークにどのような影響を及ぼしているか、そして将来の展望について詳しく探ってみたいと思います。
ギグ・エコノミーが拡大している背景
テクノロジーの進化
インターネットとモバイルテクノロジーの発展により、ギグ・エコノミーは大きく成長してきました。
やはり一番の要因は、ネット上でのプラットフォームやアプリケーションを使う企業が多くなってきており、
個人と顧客や雇用主との仲介も容易になり、仕事のマッチングが迅速かつ効率的に行えるようになったことですね。
ネット上で仕事のマッチングが簡単になったことで、仕事の委託側にも受託側も自分で営業や交渉をする必要なく、効率的に安心して取引ができるようになったよね。
需要の多様化
企業と消費者は、特定のプロジェクトやタスクに対する需要が増加しています。
この需要の多様化により、フリーランスやギグワーカーにとって、さまざまなスキルセットやサービスを提供する機会が多くなりました。
顧客は必要なときに専門的なサービスを求めることができ、企業は必要に応じてリソースを柔軟に確保できます。
会社の内部の従業員の数が足りなかったり、そもそも対応できる人材がいなかったりした場合、プロジェクトごとに必要なリソースをフリーランスに依頼する形が増えて来ているよね。
労働市場の変化
伝統的な雇用モデルに対するアプローチが変化してきています。
多くの人々が、より柔軟で自己決定的な働き方を求め、ギグエコノミーはその需要に応えています。
また、高度な専門スキルを持つ人々が、独立したフリーランスとして働くことを選択するケースも増えています。
いきなりフリーランスというよりは、まずは、副業として本業での経験を活かしたりして、個人での仕事を獲得して副収入を得る形をとる人が多いよね。
デジタルプラットフォームの台頭
プラットフォーム経済が急成長しており、仕事のマーケットプレイスやオンデマンドサービスの提供者が増えています。
これらのプラットフォームは、ギグエコノミーの成長を支え、仕事の仲介と支払い処理を効率化しています。
日本でもUberやAirbnbなどのプラットフォームが台頭していますね。
Amazonの配送業者も昔は、クロネコヤマトさんだけで配送してて従業員がのマンパワーが足りない状態だったけど、今では、フリーランスの配送業者が配送してくれることで、クロネコヤマトの人材不足、長時間労働の緩和につながったわ。ギグエコノミーの成長で、企業側も恩恵を受けているのは事実だよね。
グローバル化
インターネットを通じて、仕事の提供と受け入れが国際的に容易になりました。
これにより、国境を越えて仕事ができる機会が増加し、多国籍プロジェクトやクライアントへのアクセスが可能になりました。
日本円が円安の際は、ドルで支払いを受けるプロジェクトを積極的に請け負うなど、個人にとってもより幅広い機会があります。
円安の時にドルでお金を稼げるのは、嬉しいよね!
経済の不確実性
不確実性の高い経済状況や、一定の安定性を求める雇用モデルへの不信感が、個人がギグエコノミーに参入している動機となっています。
ギグワーカーやフリーランスとして、複数のクライアントにサービスを提供することは、経済的なリスクを分散させる手段と見なされています。
従来、大企業に正社員として勤めれば、安定的な生活を送ることができると認識されていましたが、
現在では、長期的に働いていても収入が上がることにつながらないため、積極的に転職や副業に挑戦する人が増えました。
そして個人でも収入を得ることができる環境が整ってきているため、ギグワーカーやフリーランスといった新たな働き方をする人が増えてきています。
日本型経営の特徴だった大企業に長年勤めていれば、生涯安泰みたいな時代から日本でも少しずつ労働市場が段々と柔軟になって来ている。
今日までは日本企業だったけど、明日から海外資本の企業になったなんてことも。
AIの進化により、言語の壁もほとんどなくなりつつある今、
国際的にボーダーレスになる中で、今後日本の人材も海外へよりチャンスを求めて出ていくことが考えられる。
そうすると、企業内での人材不足を補うため、人材のボーダーレス、そしてフリーランス、ギグワーカーの活用が今後進んでいくと考えられるよね。
ギグ・エコノミーの課題性とAI技術発展による変化
ギク・エコノミーにはどのような課題があるでしょうか。またAIの進展によってどのような変化があるか、具体的に見ていきましょう。
労働条件と社会保障の不確実性
ギグワーカーやフリーランスでは、雇用契約ではなく業務請負契約になることが多いため、社会保障や福祉制度の恩恵を受けにくいことがあります。
これを解決していくには、フリーランスやギグワーカーでも社会保険に加入できる制度作り、もしくは個人レベルでの年金保険や医療保険の充実など改善が必要です。
今後AIにより、プラットフォームを通じてギグワーカーに保険や退職計画などのプランニングを補助するサービスなどができていく可能性があります。
現状フリーランスは雇用保険に入れないから、失業給付や育児休業給付が受け取れないし、厚生年金にも加入できないわ。
安心して働ける就労環境を整えるため、制度周りも働き方の変化に合わせて、変わっていく必要があるよね。日本政府もフリーランスも労災保険の対象に拡大することを検討しているとのこと。
収入の不安定性
ギグエコノミーでは、収入が不安定で変動しやすい傾向があります。AIは、ギグワーカーに仕事のマッチングを最適化し、収入の予測を改善するのに役立つかもしれません。また、AIを活用して仕事の多様性を提供するプラットフォームがギグワーカーに安定した収入源を提供する一助となる可能性があります。
収入の予測みたいな機能や仕事をマッチングを最適化してくれるAI秘書ができると、フリーランスの収入管理に便利だよね
労働者の権利と保護
ギグワーカーは独立した契約者として扱われることが多く、労働者の権利と法的保護が不足している場合があります。AIは、労働者の権利を監視し、違反があれば警告する仕組みを提供するのに役立つかもしれません。また、プラットフォームを通じたレビューシステムやフィードバック機構も、労働者の保護に寄与する可能性があります。
最近問題になっているのは、名ばかりのフリーランスでその実態は、労働者になっていること。
会社の指揮命令を受けて社員と同じ働き方だとそれは、フリーランスではなく従業員と同じ労働者だよね。そしたら労働法を適用しないとって話になってくる。
業務委託の場合は、自分の裁量で自由に働けるのがポイント。
労働法の適用や社会保険料の負担を免れる目的で企業が業務委託等の名目で仕事をさせている場合は、いわゆる「偽装請負」となって違法なんだ。
アクセスとデジタル格差
ギグエコノミーの成長にはデジタル技術へのアクセスが不可欠ですが、一部の人々はデジタル格差に直面しています。AIは、デジタルアクセスの普及を支援し、デジタル教育プログラムを提供するのに役立つかもしれません。AIと学習の相性はとても良く、今後AI技術で学習効率は一段と上がっていく事が予想されています。
デジタル格差は、簡単にいうとITを使いこなせる人と使えない人との間に生まれる所得の差や情報量の差だよ。AIが進化していけば、特にAIを使えこなせる人とそうでない人とのデジタル格差は、かなり大きくなりそう。
プライバシーとデータセキュリティ
ギグワーカーは、プラットフォームを通じて個人データを提供することがあり、これに関するプライバシーとデータセキュリティの懸念があります。AIはデータセキュリティを向上させ、プライバシー保護のための技術的ソリューションを提供できます。
情報、データに溢れ、クラウド上にあらゆる情報がやりとりがされているため、個人情報についてのプライバシーを含めてデータセキュリティについて重視されてきたよね。AIは、サイバーセキュリティとも相性が良いとされているから、この分野はこれから進んでいくことが期待だね。
AIの進展によりギクワーカーやフリーランスの抱える課題は解決されるのか?
AIの技術発展によって、ギグワーカーが抱える課題を部分的に解決されていく可能性がありますが、法整備や政策による改善など必要な部分もあり、政府、業界、労働者団体などのステークホルダーが協力して取り組む必要があるということです。
AI技術のギグワークやフリーランスの仕事への影響
AIの進化は、フリーランスの仕事にさまざまな影響を与える可能性があります。
AIによる仕事への影響といえば、Chat-GPTが話題になっています。Chat-GPTに関する記事は、後日公開する予定なので、興味のある方は、是非チェックしてください。
それでは、主な影響を見ていきましょう。
タスクの自動化
AIはルーティンで反復的なタスクを効率的に自動化する能力を持っています。
これにより、フリーランスワーカーは時間とエネルギーをより価値のあるタスクに注力できるようになります。
例えば、データ入力、ファイリング、簡単なデザイン作業、カスタマーサポートなど、自動化が可能なタスクはAIに委ねることができます。
これにより、フリーランスワーカーはより高度なスキルを磨き、クライアントに付加価値の高いサービスを提供できます。
フリーランスは個人の場合、基本なんでも自分でこなさないといけないから、作業をAIが代わりに24時間いつでもやってくれるのは、とっても便利!
マッチングとプラットフォーム
AIは、仕事とフリーランスワーカーを最適にマッチングするためのプラットフォームに活用されます。
プラットフォームは、フリーランスワーカーのスキル、経験、過去の実績を分析し、最適なクライアントとの接続を容易にします。
これにより、フリーランスワーカーは自分に合ったプロジェクトをより迅速に見つけ、効率的に仕事を獲得できます。
仕事が取れないと収入がないフリーランスにとって、
結局ここが一番大事なポイントだよね。
専門スキルと需要の変化
AIによる自動化が進む一方で、高度なスキルや専門知識を要する仕事の需要が増加する可能性があります。
AIの設計、トレーニング、監視などのスキルは高く評価され、専門的なフリーランスワーカーにとって新たな機会を生み出します。
フリーランスワーカーは、AI技術を活用して高度な分析、プログラミング、データサイエンスなどのスキルを提供できます。
AIによって新たに生まれる職種やスキルアップに関しての記事は、こちら。
フリーランスが増えていけば、競争が生まれるから、需要が高く人材が足りていない分野の専門的なスキルがあるといいかも。AIによって新たな分野の職種も生まれるし、知識をつけてスキルアップしないと。。。
クリエイティブな業界とコンテンツ制作
クリエイティブな業界、例えばデザイン、音楽制作、映画制作などは、AI技術によって新たなアプローチが生まれる可能性があります。
AIは、自動作曲、グラフィック生成、映像編集など、クリエイティブなプロセスを補完し、フリーランスクリエイターの制作プロセスを助けるツールとなるでしょう。
AIを活用することで、効率化だけでなく、自分にはない観点、アイデアだったり、感性を出してくれるのが助かるかも。。。
収益の予測と管理
AIはフリーランスワーカーに収益の予測と管理をサポートするのに役立ちます。
収益データの分析、請求書の自動生成、支出のトラッキングなどのタスクはAIによって自動化され、
フリーランスワーカーは財務を効果的に管理できます。
今まですごい時間が取られた作業の一つだよね。もちろん税理士さんとの相談も大事だけど、ある程度自分で管理してたいから非常に便利。
市場競争と価格設定
AIは市場トレンドや競合情報をリアルタイムでモニターし、価格設定や提供されるサービスの最適化を支援します。
これにより、フリーランスワーカーは競争に対応し、競争力のある価格でサービスを提供できるようになります。
フリーランスの仕事でのあるあるだけど、叩き売り状態同然の価格になってしまうリスクがあるから、市場トレンドからこの最適価格を設定してもらえるといいね。
仕事の多様性とフレキシビリティ
AIがタスクの自動化を担当する一方で、フリーランスワーカーはさまざまなプロジェクトやクライアントに関与し、多様性に富んだ経験を積むことができます。AIの存在により、フリーランスワーカーはさらに柔軟に仕事を選択し、自己成長と多様なスキルの獲得が可能になります。
多様な仕事に挑戦できるのは、フリーランスならではの醍醐味だよね。
AIが及ぼすフリーランスの仕事への影響
AIはフリーランスの仕事に革命をもたらす可能性があります。
一部のタスクは自動化され、効率が向上しますが、高度なスキルや専門知識を要する仕事が重要性を増すでしょう。
フリーランスワーカーは、AIをツールとして活用し、クライアントに高品質のサービスを提供するために、新しいスキルを学び、継続的な成長を促進する必要があります。
「AIの進化と仕事の未来|なくなる職業と生まれる新しい職業について考える」の記事にて記載している通り、これからのAIの時代の変化に対応していくためには、従業員だけでなく、フリーランスとして働く人々にも持続的なスキルアップが欠かせません。
AIに対する期待の反面、AIによって仕事が奪われるのでは?と不安に感じていることも多いでしょう。
AI技術がギグエコノミーとフリーランスワークにもたらす未来
AI技術の発展はギグエコノミーとフリーランスワークの未来に多くの機会をもたらすでしょう。
場所、時間を選ばず、フリーランスとして、ギグワーカーとしてより効率的に収入を得る事ができるようになるため、より多くの人がこの働き方を選択していく事が考えられます。
正社員+副業(フリーランス)、学生+副業(フリーランス)といった働き方も一般的になりさらに普及していくでしょう。
それでは、7つの側面からAI技術がギグエコノミーとフリーランスワークにもたらす未来を見ていきたいと思います。
- 効率と生産性の向上
-
AIはタスクの自動化やデータ解析の高度化により、フリーランスワーカーの生産性を向上させるでしょう。
これにより、フリーランスワーカーはより多くの仕事を短期間でこなし、収益を増加させることができます。
効率的なツールやプラットフォームを利用することで、プロジェクトの進行やクライアントとのコミュニケーションもスムーズに行えます。
- 専門性の発展
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AI技術は高度なスキルを必要とする領域での専門性の発展を支援します。
フリーランスワーカーはAIを活用し、データサイエンス、機械学習、自然言語処理などの分野で専門家としての地位を築く機会が増えます。
これにより、高収益のプロジェクトへのアクセスが向上し、競争力が増します。
- ニッチ市場とカスタムサービス
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AI技術はカスタムサービスの提供を可能にし、特定のニッチ市場を支えるでしょう。
フリーランスワーカーはAIを活用して、顧客のニーズに合った独自のサービスを提供できます。
例えば、特定の業界向けのAIアプリケーションや専門的なデータ解析サービスが増加することが考えられます。
- 国際的な仕事の増加
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インターネットとデジタルプラットフォームの発展により、国際的な仕事の機会が増加します。
フリーランスワーカーは世界中のクライアントと仕事をする機会を持ち、国境を越えたプロジェクトが増えるでしょう。
英語を仕事で使えるかどうかが、ボトルネックになっていた人たちも今後AIの言語能力を活用して、海外の仕事に挑戦できる機会が増えていく事でしょう。
- 教育とスキル向上
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AIの普及に伴い、スキルアップと継続的な学習が不可欠になります。
フリーランスワーカーはAI関連のスキルと知識を向上させ、市場で競争力を維持するために教育プログラムやトレーニングに積極的に参加する必要があります。
当該ブログでは、AIに関して初心者から学べるよう総括的な学習記事を作成していく予定です。是非フォローしていただければと思います。
- 労働条件と社会保障の見直し
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フリーランスワーカーが増えるにつれ、労働条件や社会保障に関する議論が加速するでしょう。
AIを活用したプラットフォームが、労働条件の向上や社会保障の提供に取り組むことが期待されます。
AIの活用をすることで業務の効率化だけではなく、いろんな恩恵を受けることでができそう。
環境の変化が起きる時は、新しいビジネスも生み出されて、それに合わせて新しい仕事も生み出せれる。
AIをすでに活用している人は、たくさんいるだろうけど、数年後には、当然のように使うツールになっていそうだね。
フリーランスのAIに関するGMOクリエイターズネットワーク株式会社による調査
最後にGMOクリエイターズネットワーク株式会社によって行われたフリーランスを対象としたAIに関するアンケートをご紹介します。
半数以上が、AIはフリーランスにとって良い兆し
ChatGPT などの生成AIをはじめ、話題となっているAIについて、
AIの進展がフリーランスの自身の仕事にどういう影響があるか?という質問に対して、
半数以上が「良い影響を及ぼす」と考えているとの回答でした。
回答者73%がAIに期待するのは、「業務効率化」。「自己研鑽」や「キャリアの拡大」も期待
前の質問で、「良い影響を及ぼすと思う」と回答した人に、
続いて具体的にどのような良い影響を期待するのか質問したところ、73%が「業務効率化」でトップの結果に。
続いて「新しい仕事にチャレンジできる」や「キャリアの拡大」が多く、AIを活用することであたらいい職種、仕事にチャレンジできる幅が広がる機会が増えるでしょう。
また、「自分にはないアイデアを得ることができる」が半数ぐらい占めています。
ChatGPTなどの生成AIを利用することで、アイデアのブレーンストーミングや壁打ちができるので、この回答が多いのも納得です。
回答者(フリーランス)の4人に1人がAIを活用
これまでに「AIを活用したことがる・している」と回答した人が、25.6%で、「今後活用したいと思っている」と回答した人46.1%と合わせると、71.7%にものぼります。これだけAIの活用に前向きな人が多いのでしょう。
まとめ
ギグエコノミーが今後より発展していくためには、上記のような課題があり、国、企業が一丸となって協力して、改善対応策を実施していく必要があります。
AI技術の進化を活かし、ギグエコノミーとフリーランスワークを持続可能な未来に向けて発展させるために、継続的な努力が求められます。
個人レベルでは、今後、正社員だけではなく、フリーランスワーカー、ギグワーカーにおいても、AIを活用できるか出来ないか大きなスキルのギャップが生まれる可能性があります。
正しい知識やスキルを身につけることで今まで時間のかかった作業を効率化することができ、より重要度の高い仕事へ時間を割けるようになっていく事でしょう。
当ブログでは、初心者からでもAIを学べるようAIについての知識の集約、解説、おすすめスキルなどを発信して行きます。
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